オフショア開発は成果物でコミュニケーションその3

タイで音声認識の音響モデルの音採り、書き起こしのチームを采配し、成果物を日本に届けました。その後認識エンジンのメーカーから、彼らが普段実施する日本国内での採取よりも精度が高く、高品質だったと教えてくれました。実際、一回目の音源と書き起こしデータからコンパイルしたモデルで現場への初期導入ができたのです。

結局、知らない言語の書き起こし作業の品質を担保するためへの工夫から、成果物の評価ができるようにする事を最優先した訳ですが、そこに仕事上で要員との言葉の会話はありません(できません)でした。作業の成果は毎日別の部屋で数値化されています。一日に二回くらいは作業の様子を見に行き調子の良い人、悪い人に声をかけます(といっても通訳を通じてですが)。その他は基本的に週に1回、金曜日に成績発表をするだけです。つまり、成果物でコミュンケーションしていたのです。

ソフトウエア開発はより複雑ですので、日本語での会話や文書のやり取りが必要だと思うかもしれません。あくまでも内容によるでしょうが、ソフトウエアの開発でも成果物を適時確認し、問題点を共有することが必要であり、国内で日本人同士のプロジェクトであろうが無かろうが関係なく、それができるかできないかが問題だと考えます。そこには、日本語でしか通じないようなニュアンスが必要なのではなく、それにかわる明快さが求められるのではないかと思います。

現実に、弊社へお問い合わせいただくなかでは、もはや日本語能力を要件としない会社様も珍しくはありません。止むに止まれずといった事情から、という事もありますが、その結果その会社はより大きな自由と可能性に向かって踏み出すのだと思います。

コミュニケーションを英語にしてしまえば、ほぼ共通の開発環境を経験した要員を調達しやすくなり、日本語ができる技術者を探す事が阻害要因とはならないのですからぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

Posted in オフショア一般

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