シンガポール、中国、タイ混合でオフショア開発

次の事例は、シンガポールのローン会社の業務システム開発です。

お客様の経営陣は日本人、各部署のマネージャーはシンガポール人。これらの方達から要件を伺います。開発側は現地の日本人+タイ人チームがホスト基幹系(AS400)担当、私は照会系を担当し、オープンソースのBI(Business Intelligence)システムとその他の画面をJava+Ajaxで提案、中国人3名(大連)の技術者でスタートしました。

各部署のマネージャたちは私にシンガポール訛の英語で要件を伝えてきます。私はジャパニーズイングリッシュで中国人技術者に伝えます。マネージャたちも技術者たちも優秀でしたので、要件伝達には問題はありませんでした。

中国大連の技術者に、客先でのミーティングにスカイプで参加してもらったことがありました。そのオフィスではほとんどのマネージャは中国人系でしたので、ミーティングは中国語でどうぞと冗談を言うと、大連の技術者たちとしばらく中国語で歓談していました。シンガポールは中国系75%にインド系、マレー系を交えた人種構成を活かし、東南アジアで非常に良い地位を築いています。

このプロジェクトでは、開発に入った後で要件がふくれあがり、追加予算を認めてもらいましたがそれでは足りません。そういったやりくりの事情から、後半のBIモデル実装は現地のタイ人技術者2名に引き継ぎました。

タイ人技術者たちは、オープンソースやJava開発環境には慣れていましたがBI設計の経験は無く、またSQLにあまり強くありませんでした。基幹システムであるAS400のOSがいささか古かったせいもあり、応答性の要件を満たすためには気を使ったSQL文を書く必要がありました。そのため、しばらくは彼らの実装をこちらで調整し、それを題材に英語でSQLチューニングを教えました。

多国籍なプロジェクトでもあり、しかも計画のずれによる国籍をまたいだ要員の入れ替えがありました。しかし言語に関して特に悩む必要が無く進める事ができたのは、最初から英語を共通語としていたからに他なりません。

Posted in オフショア一般

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