上海での英語によるオフショアのシステム開発事例

次にご紹介するオフショア開発は日本の水路トンネル管理システムの開発です。上海での15名の若い技術者を雇い、実装を行いました。

中国人ブリッジSEはアメリカで知り合った友人で、彼が上海で技術者を雇いました。コミュニケーションについてはブリッジSEとは英語会話、技術者たちとは英語でチャットです。その頃、Skypeが普及しはじめていましたが、私はニューヨークにいましたので、上海時間の朝、チャット窓を4〜5個開いてサブリーダーたちと朝会、という毎日です。

技術者達は、英語は全くと言って良いほど話せませんでした。しかし英語の読み書きは達者でした。なぜそれだけ英語の読み書きができるのに会話できないのか聞いてみた事があります。答えは、単に会話する機会が無いそうです。おそらく日本国内よりも、そういった機会が無いのでしょう。

基本設計とフレームワークは英語版の仕様書を作成。詳細設計は翻訳ソフトで現場で翻訳しました。

表現を簡潔にし、情報や書き方に整合性を持たせて用語の揺れが無いように気をつければ翻訳しやすいものになります。要件定義もユースケースに落とし込めば定型化できます。翻訳過程で用語集を作ります。

UMLなどのモデリングの利点は、翻訳しやすい記述方法だということです。

プロジェクト初日にコーデイング仕様を説明しましたが、最初は守れない場合もありレビュー、訂正を繰り返しました。でも優秀な人材が多く、助かりました。大半はそれぞれ大手に引き抜かれて移籍していきましたが、いまでも時たまチャットでお互い挨拶しています。当時の上海の技術者レートは現在の大連くらいの単価でしたので、だいぶコストダウンできました。

Posted in オフショア一般

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